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看板文字は店が繁盛することが使命です。
それ以外の何も必要としない。書き手が書いた文字にウットリする必要はまるで無い。下手な文字だと言われても関係ない。どんな用具を使おうと自由。
一番大事なのはその店のコンセプトをとことん知ること。どんな内装で飲食店ならどのような料理を提供し、どのような客層をターゲットにしているのか、その事を知った上で、店のイメージに合う書体を考えること。
後は経営者の意向、どんな字を書いてほしいと思っているのか?それを十分にくみとることが大切です。
そして書く者もまだ店舗が完成しない時期であったとしても、出来上がった時の内装を想像したくさんのお客様が喜び楽しんでいるイメージをもって「書く」に臨む。
この焼き肉店には元々ロゴの素敵な看板がありました。しかし、「筆文字に替えたい」とのオーナーからの要望がありました。
私は庭で書きました。何パターンか書きました。どれを採用するかは勿論経営者の判断です。
さすが、経営者の判断により看板を筆文字に替えてから店舗数が増えているようです。
嬉しい限り😊
ただひとつだけ、私が譲れないことがあります。それは「文字として成立している」ことです。私が書かせていただく時は「書道」の範疇であることは譲れないことです。